知的障がいのある16歳長女を全裸で浴室に閉じ込め死亡させた母親に実刑判決


読売新聞  2011年11月25日21時29分
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111125-OYT1T01064.htm?from=tw


 障害ある16歳長女を折檻死、母親に実刑判決



 岡山市で今年2月、知的障害などのある長女(当時16歳)を全裸で浴室に閉じ込め死亡させたとして、逮捕監禁致死罪に問われた同市北区、無職清原陽子被告(38)の裁判員裁判の判決が25日、岡山地裁であった。



 森岡孝介裁判長は「しつけの限度を超えた仕打ちで、死亡という結果は重大」として、懲役3年6月(求刑・懲役5年)の実刑判決を言い渡した。弁護側は即日控訴した。



 判決によると、清原被告は、長女が近所の民家で盗み食いをしたと思い、反省させようと2月28日夜、手足をひもで縛ったうえ、室温13、14度(推定)の浴室に裸で約5時間立たせて、低体温症で死亡させた。



 判決で森岡裁判長は「養育が難しい被害者を、苦労しながら愛情を持って育て、事件については後悔しているものの、真摯に向き合って反省しているとは評価しがたい」とした。



 清原被告は事件後、ショックから「解離性障害」と診断された。5回の公判では一言もしゃべらなかった。