障がい者にも 要介護のかたにも「人権」があるのです。  「愛知県東海市介護事故」

NPO法人 東海市在宅介護家事援助の会 「ふれ愛」の佐々木理事長から本日早朝自宅に電話があった。

本日また訪問したいとのこと。

また先週の12月11日に続いて 今回の介護事故の慰謝料の件らしい。

 

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父も来月の1月8日で丸一年の入院生活になる。

去年の8月21日に 今回の介護事故により首の骨を折り全治3ヶ月、

及び頸椎(けいつい)脊髄損傷の後遺症・合併症で神経が麻痺、そして褥創(じょくそう)=「床ずれ」

42年間にも渡る人工透析もあり、全身の筋力低下。

もう3ヶ月前からは口から何も栄養は摂っていない。

誤嚥で肺に入り肺炎をおこすからだ。

点滴だけである。

水さえも飲めない・・・

今は医師と「胃ろう」のオペを検討している。


脊髄損傷 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%8A%E9%AB%84%E6%90%8D%E5%82%B7

*褥創(じょくそう)はよく「床ずれ」と言い換えられることがあるが、実際にはそのような生易しいものではなく、血流障害による皮膚の壊死である。
 

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こんな状態がいつまで続くのだろう。

そんな時での東海市「ふれ愛」の佐々木理事長の訪問。

どうも今日は雑費の計算らしい。

 

私と母は、少なくとも週に2回から3回は父の病院に介護に行く。

その病院が名古屋市にあり、クルマで片道1時間ほどかかる。

透析施設のある入院のできる病院は限られるのである。
 

介護を含めると丸一日費やしてしまう。

もう1年か・・・

当然ガソリン代もかかるし、雑費も必要になる。

(今振り返れば)介護が楽と感じた自宅での「自分の自由な時間」も失った。

なんて「贅沢な時間」だったのだろう・・・


 
東海市「ふれ愛」の佐々木理事長は、手書きのメモを見せて私と母に説明していた。

疲れていて突然の訪問で 雑費の説明を聞き流す。

そんな時、11時頃に 東海市「ふれ愛」の佐々木理事長は、こう発言した。

「そちらと私たち(ふれ愛)には、大きな見解の違いがあります」

「そちらのお父様は人工透析42年で身体障害者1級、そして元々要介護5の身体」

「ですから、後遺症慰謝料があってないようなもの、元々 介護を要する障害者ですから」


私も母も この発言には唖然としました。

介護サービス事業者の最高責任者である方の発言とは思えません。

このような方が介護サービス事業を展開して、障がい者のデイサービスや病院の送迎をしていいのでしょうか。

トップが、このような認識では 実際に働くヘルパーさんたちの指導は大丈夫なのでしょうか?

今回の介護事故も 完全な平凡なミスから起きていますから心配です。

他の障がい者さんたちが、父のような犠牲にならないことを祈ります。


今回の介護事故は、インターネットで助言をもらいましたが、

大きく見れば「業務上過失傷害罪」に相当するとのこと。

確かに今回の介護事故は、簡単な「すべきこと」を怠ったのが原因です。

未だに 知多北部広域連合からも東海市役所からも誰一人来ません。

鈴木淳雄 知多北部広域連合長(愛知県東海市長) これが正義ですか?モラルですか? 

 
それにしても 「障害者だから、元々要介護5の身体だから(仕方ないでしょう)」の発言には許せません。

障がい者にも 要介護のかたにも「人権」があるのです。