埼玉県春日部市の特別養護老人ホーム元職員で介護福祉士 虐待で逮捕


氷山の一角にすぎないだろう・・・

間違いなく氷山の一角に違いない。

老人ホームは、ある意味「密室」なのかもしれない。

そこで何が起きているのか・・・



埼玉県春日部市特別養護老人ホームで、
元職員で介護福祉士入所者の女性を虐待していた。
 その前後4日間に入所者の女性3人が死亡しているのだ。
 
2010年2月のできごとである。
この時系列の差は何?3年以上前の事件を今頃・・・

この事だけでも異常なのに、 加害者本人の罪悪は当然であるが

 
春日部市
埼玉県の担当部署の対応に驚きを隠せない。

無関心、無責任、事なかれ主義、縦割り行政、怠慢、鈍感・・・・・・

*ネグレクト=「怠慢・粗略」「無視・軽視」
 
これでは、また悲劇は繰り返される。

         


読売新聞 5月23日(木)9時58分配信

 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130523-00000288-yom-soci

特養の元職員、入所者殴り逮捕…埼玉・春日部



2013年5月23日
 
 埼玉県警春日部署は22日、春日部市内の特別養護老人ホームで2010年2月、入所者の女性を殴ったとして、元職員の介護福祉士大吉崇紘(おおよしたかひろ)容疑者(29)=埼玉県松伏町松伏=を傷害の疑いで逮捕した。



 発表によると、大吉容疑者は同年2月17日午前11時半頃、同市一ノ割の特養老人ホーム「フラワーヒル」で、入所する女性(当時84歳)の胸やあごを殴り、1か月のけがをさせた疑い。調べに対し、大吉容疑者は「いらいらしてやった」と話しているという。



 読売新聞の取材では、同ホームで当時、事件のあった日を含む4日間のうちに、ほかにも入所者3人が相次いで死亡していたことが分かった。入所者が相次いで亡くなったり、けがをしたりしたことについて、施設は虐待が疑われるとして市に通報していた。



 市の報告書によると、同年2月15日に入所女性(当時78歳)が、16日には別の女性(同78歳)がそれぞれ死亡した後、18日にはさらに別の女性(同95歳)が胸の骨を折って死亡した。3人は施設の理事長が経営する病院に搬送された。死因はそれぞれ「急性心筋梗塞」「脳梗塞」「胸部大動脈瘤(りゅう)破裂」だった。死亡した3人の容体の急変や、大けがをした女性のあざは、大吉容疑者が最初に見つけ、施設長に届けたという。



 施設は、高齢者虐待防止法に基づき、20日に市に通報し、遺体は遺族に引き渡した。20日夜に市から連絡を受けた春日部署が本格捜査に乗り出す前に遺体は火葬されたため、司法解剖できなかったという。埼玉県警は、死亡した3人については、事件としての捜査を見送る方針。






読売新聞 5月23日(木)15時8分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130523-00000780-yom-soci


特養傷害、春日部市聴取せず「虐待なし」と報告
 



 
 埼玉県春日部市特別養護老人ホームで入所者の女性を殴ったとして、春日部署が元職員で介護福祉士大吉崇紘容疑者(29)=同県松伏町松伏=を傷害容疑で逮捕した事件で、施設から虐待の疑いがあると通報を受けた市が、職員から直接聞き取りをせずに「虐待は認められない」と結論付け、県に報告していたことが23日、市への取材で分かった。



 市によると、施設は2010年2月20日、同18日までの4日間で入所者3人の死亡と女性のけがが続き、第一発見者がいずれも大吉容疑者であることや、女性に不自然なアザがあることなどから、市に虐待の疑いを通報。しかし20日に訪問した市の担当者は、県に「先入観を持った調査は望ましくない」と指導されていたことなどから、大吉容疑者を含む職員に直接事情を聞かず、施設を通じて書面での聞き取りにとどまった。





産経新聞 5月23日(木)12時7分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130523-00000528-san-soci

「いらいらしていた」入所者殴る 介護福祉士の男逮捕
 





 勤務先の高齢者介護施設で女性入所者を殴ってけがをさせたとして、春日部署は22日、傷害の疑いで松伏町松伏介護福祉士、大吉崇紘容疑者(29)を逮捕した。同署によると「いらいらしていた」と容疑を認めているという。



 逮捕容疑は平成22年2月17日午前11時半ごろ、春日部市一ノ割の高齢者福祉施設「フラワーヒル」で、入所中の女性(84)の胸などを殴ったとしている。女性は胸やあごを内出血するなど全治1カ月のけがを負った。



 同署によると、女性は寝たきりの状態で、大吉容疑者自ら「女性の胸とあごに内出血がある」と施設に報告。施設から「虐待の疑いがある」と連絡を受けた市の高齢介護課が春日部署に相談していた。



 大吉容疑者は同年2月初旬に同施設で勤務を開始したが、約1週間ほどで辞職。現在は越谷市内の介護施設に勤めている。






産経新聞 5月23日(木)13時32分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130523-00000541-san-soci

 

4日間に3人死亡していた 介護福祉士の男逮捕の施設
 




 埼玉県春日部市の高齢者介護施設で平成22年2月、4日間で入所者3人が死亡していたことが23日、県警などへの取材で分かった。3人はいずれも病死とされており、県警は経緯を慎重に調べている。



 県警春日部署は22日、別の女性入所者を殴ってけがをさせたとして、傷害の疑いで、同県松伏町松伏介護福祉士、大吉崇紘容疑者(29)を逮捕。春日部署は大吉容疑者から詳しく事情を聴いている。



 県警によると、3人が死亡したのは、同市一ノ割の高齢者介護施設「フラワーヒル」。平成22年2月15~18日の4日間に入所者の女性3人が死亡し、1人がけがをした。



 同署によると、4人の異変を施設に報告したのは、いずれも大吉容疑者だったという。3人は同施設の理事長が経営する病院に搬送され、死因はいずれも病死とされた。施設から「虐待の疑いがある」と連絡を受けた市の高齢介護課が20日夜、春日部署に報告。同署が捜査に乗り出した際には遺体はすでに火葬されていたという。



 大吉容疑者の逮捕容疑は平成22年2月17日に当時入所中の女性(84)の胸などを殴ったとしている。同署によると、「いらいらしてやった」と容疑を認めているという。女性は胸やあごを内出血するなど全治1カ月のけがを負った。



 大吉容疑者は同年2月13日に同施設で勤務を開始したが、同月19日に履歴書に虚偽の内容があったとして依願退職していた。





時事通信 5月23日(木)19時46分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130523-00000151-jij-soci

施設で入居者殴る=介護福祉士を逮捕―埼玉県警
 






 埼玉県春日部市介護施設で入居女性を殴りけがをさせたとして、県警春日部署は23日までに、傷害容疑で介護福祉士の大吉崇紘容疑者(29)=同県松伏町松伏=を逮捕した。「いらいらしてやった」と容疑を認めている。


 同じ施設では、事件の前後数日間に70代~90代の女性3人が死亡しており、県警では慎重に経緯を捜査している。


 逮捕容疑は2010年2月17日、特別養護老人ホーム「フラワーヒル」で、寝たきりだった女性=当時(84)=の胸やあごなどを殴り、全治1カ月の重傷を負わせた疑い。
 女性は13年1月に病死している。


 同署や春日部市などによると、10年2月20日、施設から「虐待の疑いがある」と市に通報があった。市はその後、施設への聞き取り調査を行ったが、同年4月に「虐待の事実を発見できなかった」との結果をまとめていた。市から通報を受けた県警が捜査していた。





  


追記

産経新聞
 5月26日(日)7時55分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130526-00000086-san-soci

春日部の高齢者施設連続死 虐待疑惑、埋もれた真相 「防止法」の趣旨生かせず
 





 高齢者介護施設「フラワーヒル」(埼玉県春日部市)で、入所者を殴ったとして傷害容疑で元職員の介護福祉士、大吉崇紘(おおよし・たかひろ)容疑者(29)が県警に22日逮捕された事件では、同じ時期の4日間に別の入所者3人が相次いで死亡していた。施設や行政は虐待の疑いがあるとみて調査に入ったが、確証が得られず、真相の解明には至らなかった。虐待の疑いがある場合に通報を促す高齢者虐待防止法が平成18年に施行されたが、まだ十分にこの法律を生かし切れていないのが現状だ。





 「申し訳ない」「驚いているというのが正直な気持ち」。23日に記者会見したフラワーヒルの理事長と施設長はこう謝罪した。



 大吉容疑者がここに着任したのは22年2月13日。当時は定員70人をほぼ満たす高齢者が入居し、介護福祉士は国の基準数以上の41人いたという。大吉容疑者は熱心な仕事ぶりをすぐに認められ、「よい介護士」と期待された。だが、直後の15~18日、78歳から95歳の入所者の女性3人が死亡、1人が大けがをする事態が発生する。



 施設の関連病院で嘱託医が作成した3人の死亡診断書では、死因はそれぞれ「急性心筋梗塞」「脳梗塞」「胸部大動脈瘤(りゅう)破裂」とされ、直接、虐待に結びつくものではなかった。だが、呼吸の異常や大けがなど、4人の急変を最初に察知したのはすべて大吉容疑者だった。このため、施設関係者も疑問を抱かざるを得なかった。



 施設は高齢者虐待防止法に基づき、22年2月20日、春日部市に通報した。同法では、虐待を受けたと思われる高齢者を発見した者に、速やかに市町村に通報する努力義務を課している。



 同市と埼玉県は通報から2日後の22日、フラワーヒルへ立ち入り調査した。県警にも同日連絡されたが、すでに亡くなった3人は火葬されており、司法解剖などの捜査ができなかった。



 フラワーヒルの関係職員全員への聞き取り調査では、大けがをした女性のあざについて「通常の介護ではあり得ない」と指摘する声があった。ただ、虐待の目撃情報は得られず、被害者が寝たきりであることから証言も得られなかった。春日部市は約2カ月の調査の結果、「死亡や負傷に虐待の疑いは強く認められない」と判断した。



 結果として虐待を見抜けなかったことについて、同市介護保険課は「市の権限の中では事実確認ができなかった」と、行政による調査の限界を理由とした。一方で、同市では改めて当時の調査が適切だったか検証する意向だ。








2013年6月11日追記

 読売新聞 6月11日(火)3時25分配信

 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130611-00000002-yom-soci


入所女性を暴行死…特養ホーム元職員、再逮捕へ

 
 埼玉県春日部市特別養護老人ホーム「フラワーヒル」の元職員大吉崇紘容疑者(29)が傷害容疑で逮捕された事件で、大吉容疑者が女性入所者を暴行して死なせたとして、県警が傷害致死容疑で逮捕状を取ったことが10日、捜査関係者の話で分かった。



 11日にも再逮捕する。



 捜査関係者などによると、大吉容疑者は2010年2月18日午前、女性(当時95歳)に暴行を加え、死亡させた疑いが持たれている。女性は施設の理事長が経営する病院に搬送され、約4時間後に死亡した。死因は「胸部大動脈瘤(りゅう)破裂」とされていた。



 施設が市に通報した時には既に遺体が火葬されていたことから当初、立件は難しいとみられていた。しかし、大吉容疑者が女性に対する暴行をほのめかす供述をしており、女性の容体急変後に病院で撮影されたコンピューター断層撮影法(CT)の画像には肋骨(ろっこつ)が折れている様子が写っていた。県警は、女性が死亡した経緯についてさらに詳しく調べる。






MSN産経ニュース   2013.6.11 16:44

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130611/crm13061116480012-n1.htm


【高齢者施設連続死】
95歳を殴る?元介護福祉士を再逮捕



 
 埼玉県春日部市の高齢者介護施設「フラワーヒル」で平成22年、入居する高齢者4人が短期間に死亡したり大けがをしたりした問題で、95歳の女性を殴り死なせたとして、埼玉県警捜査1課は11日、傷害致死の疑いで元職員の無職、大吉崇紘(おおよし・たかひろ)容疑者(29)=同県松伏町、別の入居者への傷害容疑で逮捕=を再逮捕した。



 捜査1課によると、大吉容疑者は「拳で胸付近を複数回たたいた」と容疑を認め、「第一発見者になって同僚にほめられ、認められたかった」と供述。同課は事件の経緯について詳しい裏付けを進める。



 逮捕容疑は22年2月18日午前、介護福祉士として勤務していたフラワーヒルで、入所していた無職、三笠みさゑさん=当時(95)=の胸を拳で殴り肋骨(ろっこつ)を折るなどして死亡させたとしている。



 三笠さんは施設の関連病院に搬送されたが同日午後2時35分ごろに死亡。「胸部大動脈瘤破裂」による病死と判断されたが、当時撮影されたCTスキャンの画像を精査した結果、骨折していたことが判明した。



 県警は先月、別の入居者の女性=同(84)=への傷害容疑で大吉容疑者を逮捕。その後の捜査で、三笠さんの急変を最初に発見した大吉容疑者が、暴行を加えた疑いが強まった。