介護において人力で抱え上げることを原則として禁止  厚生労働省 <腰痛防止指針>

 
厚生労働省が、「(福祉・介護などの)職場における腰痛予防対策指針」を19年ぶりに改定したらしい。

 あまりにも単純な内容で、言挙げするのも大人げないので書くのをやめようと思いましたが

「備忘録」として・・・

 

内容としては、

「原則として人力による抱え上げは行わせない」

リフトなどの福祉機器を使用」

やむを得ない場合は、2人以上で行う」

 以上


  
何が言いたいのでしょう?すごい対策案ですね。

具体的には何をすればいいのでしょう?

言うのは簡単ですけど、実際問題 介護現場で働く
介護士さんやヘルパーさんは

介護を必要としているかたを目の前に困惑するかもしれません。

 

「介護において人力で抱え上げることを原則として禁止」って、

「禁止の拘束力」は、どこまであるのでしょうね。
 

厚生労働省「福祉介護の現場」における現状認識度を垣間見たようで少しガッカリしました。

厚生労働省は、「文書」(暫定策)だけでなく 具体的な「恒久策」も提案してくれるのでしょうね。

「暫定対策」と「恒久対策」

 

介護現場は、
社会福祉施設などだけとは限りませんから。
「家庭」で介護しているかたも多いですから。

 
ちなみに介護でギックリ腰を5回繰り返した自分は、コルセットで乗り切りました。

今は、おかげさまで膝がボロボロです・・・


      


 
時事通信 6月18日(火)18時58分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130618-00000147-jij-pol



介護で「抱え上げ」やめて=腰痛予防指針を改定―厚労省
 

 




 厚生労働省は18日、介護現場などで腰痛に悩む介護士らが増加していることを受け、「職場における腰痛予防対策指針」を19年ぶりに改定した。

高齢者らを介助する際、抱え上げると腰に大きな負担がかかるため、「原則として人力による抱え上げは行わせない」と新たに明記。リフトなどの福祉機器を使用し、やむを得ない場合は、2人以上で行うよう求めた。 






  

毎日新聞 6月18日(火)20時30分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130618-00000101-mai-soci


<腰痛防止指針>介護で「お姫さま抱っこ」禁止 厚労省




 介護現場で「お姫さま抱っこ」は原則禁止です--。厚生労働省は18日、職場での腰痛を防止する指針を公表した。指針の改定は19年ぶり。高齢者介護など福祉現場で腰痛の労災が多発していることから、介護事業者向けの対策を大幅に加え、全面的に改めた。



 厚労省によると、介護など社会福祉施設での休業を伴う腰痛の発生件数は、2002年の363件から11年は1002件と2.7倍に急増している。



 新指針では、ベッドから車椅子に人を動かすといった「移乗介助」の際に、人力で抱え上げることを原則として禁止し、リフト機器や体を滑らせるスライディングシートの活用を求めた。人力で抱え上げる場合は「身長差の少ない2人以上が適切な姿勢で作業する」とした。



 厚労省の担当者は「器具を使うのが冷たい介護との考えもあるが、介護される人もする人も大事。労災防止に取り組むべきだ」と話している。【東海林智】