先日お伝えした 電車事故 愛知県岩倉市で 意識不明の重体だった男性が亡くなられた。
安らかな眠りにつかれますよう. 心よりお祈り申し上げます。
非常に残念なことであるが、馬場英俊さんの勇気ある行動に敬意を払いたい。
馬場英俊さんの死を無駄にしないように 教訓なり対策なり模索したいが、私には思いつかない。恥ずかしながら何も浮かばない。
ヤフコメにもあるが
鉄道ライター
補足こうした不幸な事故が起こるたびに書いていますが、まずやるべきことは「列車を止めること」です。踏切の非常停止ボタンを押し、線路横などの安全な場所から列車に向かって大きく手を振るなどして危険を知らせてください。たとえ残酷と言われようと、救助のため踏切内に入ってはいけません。あなたが巻き添えになるのを望む人は誰もいません。
非常停止ボタンを押して、見守るしかないのか。
ーーーーーーーーーーーーー
今回の事故は、認知症高齢者の立ち往生がきっかけの踏切事故であったが、見方を変えてみると「福祉介護社会」の縮図にもみえる。
認知症高齢者は、要介護者・障害者(知的障害者や目の不自由な障害者など)などに置き換えてみる。
踏切の立ち往生は、様々な福祉や介護の困りごとに例えてみる。
もし私が事故現場(様々な介護不安・困惑・トラブル)に居合わせたとして何ができる。
非常停止ボタン(SOS)を出して見守るしかないのか。
非常停止ボタンに値する機能が、この福祉介護社会にあるのか。
あっても機能しない きれいごとばかりの行政や自治体の施策か。
ーーーーーーーーーーーーー
「団塊の世代」(1947~49年生まれ)が、今年中に全員 後期高齢者になる。
「2025年問題」なんか どこかに置いてきぼりになっている。
2025年には約675万人になると予測されている認知症高齢者
「認知症基本法」なんか何の役に立つのか。
「2025年問題」対策なんて、介護認定の水際作戦ぐらいじゃないのか。
生活保護の水際作戦みたいに いかに要介護者にしないか、特に要介護3.4.5にしないか ぐらいしか考えてないかもしれない。
人員不足で無理です、と自治体職員の声が聞こえる。
人間は何も学ばない
2024年2月28日 21時22分 (2月28日 23時58分更新)
事故は22日午後6時5分ごろ発生。手押し車を押して踏切を渡っていた岩倉市曽野町の無職山口正俊さん(80)が列車にはねられ、搬送先の病院で死亡した。山口さんは足が悪く、遮断機が下りて立ち往生。目撃者らによると、馬場さんは山口さんを助けようとして乗っていた車を降り、踏切内に入ったとみられる。
ーーーーーーー2024年3月1日追記ーーーーーーー
踏切で立ち往生の男性を助けようとして死亡 愛知県警、馬場さんに本部長感謝状贈呈へ
2024年3月1日 05時05分 (3月1日 05時05分更新)
愛知県岩倉市の名鉄犬山線の踏切で、男性2人が列車にはねられ死亡した事故で、県警は、立ち往生していた男性(80)を助けようとして巻き込まれた同県小牧市、保険代理業馬場英俊さん(64)に本部長感謝状を贈呈することを決めた。県警によると、2月22日の事故で馬場さんは意識不明の重体だったが、28日に死亡した。人命救助の行動は警察への協力に当たり、多大な功労が認められるとして感謝状を検討。近く贈呈する予定で、遺族側も承諾している。男性は認知症で、手押し車を押して踏切を渡ろうとしていた。県警は馬場さんが運転していた車のドライブレコーダーなど複数の映像を入手。馬場さんが足の悪い男性の両肩を支え、歩行を助けながら踏切の外に向かう姿が写っていたという。「優しく、正義感ある人」
亡くなった馬場英俊さんは、まじめで優しい人柄で知られた。春日井西高校(愛知県春日井市)の同級生だった浦弘隆さん(64)によると、柔道部で経験者として後輩を指導。同市役所職員の浦さんの職場を訪ねてきたことも。「昔から正義感があって(救助を試みたのは)彼らしい行動だと思った」としのんだ。